第3回戦術委員会で実力行使の解除を確認
中央港湾団交での大筋合意、港荷労協の賃上げ等の交渉状況をふまえ判断
全国港湾と港運同盟は、4月10日(木)午前に第3回戦術委員会を開催した。戦術委員会は、4月9日(水)に開催した第6回中央港湾団交(続開)での大筋合意をふまえ、中央港湾団交で「適正料金を収受し、適正な下払いを元請事業者に指導する」と確認したことが、各単組の賃上げ交渉などに反映され、具体的に実施されているかを検証し、その結果、産別ストライキ体制を解除していいかどうかを検討した。
その結果、4月9日夕刻に仮合意した港荷労協の賃上げ結果が、産別に結集する他の組合の賃上げ交渉にも積極的な役割を果たすことになり、産別制度要求と個別賃上げ要求前進のための戦術としてのスト体制堅持の意義があったと判断した。したがって、4月13日(日)からの日曜反復ストと4月14日(月)からの無期限夜荷役ストの解除を確認した。
なお、戦術委員会は産別スト体制を一旦解除したとはいえ、今後の各単組での賃上げ交渉が前進しない、あるいは不当に港湾相場への到達を阻害するような事態となった場合は、当該単組とも十分な連携の上、産別の総力を挙げてサポートするとともに、場合によっては産別のストライキ体制を再構築して対応することを確認した。
戦術委員会は、これまで実力行使を取り組み、産別スト体制の堅持に尽力いただいた組合員の皆さん、単組・地区港湾で奮闘された多くの皆さんに感謝するとともに、全単組が賃上げ闘争などで所期の目的を達成するまで、引き続き団結して取り組むことを呼びかけます。
14春闘勝利まで、「団結ガンバロー!!」