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横須賀新港のフェリー就航問題でストを含む「行動の自由を留保する」通告を行った。

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1.これまでの経過
① 2018年12月、上地克明市長が「第二の開国」との期待を込めて
フェリー誘致を発表。当初は久里浜港への就航が言われていて、
歓迎ムードはあった。
② しかし、久里浜港は埠頭が短くフェリー就航が困難であること
から、横須賀新港へ変更になり、埠頭には旅客ターミナルの建
設、関連工事が急ピッチで進められている。
③ 横須賀新港は、完成車を積みこむ自動車運搬船、輸入マグロを
水揚げする冷凍運搬船が作業を行ってきた。横須賀市はフェリー
就航の前提として地元業者との「共存」を主張してきた。
④ フェリー就航に向けた埠頭の改修工事に船体を受け止める防舷
材の建設(埠頭中央部分)により、自動車運搬船の接岸が困難にな
り、今年の1月以降、完成車の積み込み作業は行われなくなった。
⑤ 横須賀市に対して、横須賀港運協会・神奈川港運協会が説明を
求めてきたが、市は不誠実な対応に終始してきた。すでに7月1日
就航が決まっており、自動車専用船に関係する港運事業の雇用問
題に発展している。

2.組合の取り組み経過について
① 昨年(20年)10月29日開催の「労使政策委員会」の場において、
新規フェリー就航により雇用と職域に直接かかわる問題として、
日港協に問題提起を行い、日港協は「課題として受けとめ、真摯
に対応する」と回答した。
② 20年12月18日開催の労使政策委員会では、組合から「神奈川港
運協会が、横須賀市へ働きかけ行っていることから、組合はこれ
を注視する」ことを表明した。
③ しかしながら、現段階において横須賀市の対応は事態をさらに
厳しい状況に至らせるものになっている。フェリーターミナルの
新設やフェリー用の防舷材等の設置により、既存の車両船は入港
ができず、組合員が就労に就けない状況となった。
④ 以上の経過から、「港湾労働者の雇用と職域に係る問題」であ
ることから、日港協に対して、ストライキを含む「行動の自由を
留保」を通告した。

21春闘、5月13日に調印

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 4月22日第4回団交(続開)において、21春闘(仮)協定書を締結した。その後、日港協の機関確認を経て、5月13日に本調印となった。

機関紙‐337号(2021年4月)

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21春闘中央港湾団交終結

21港湾春闘第4回(続開)中央港湾団交の経過について

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全国港湾と港運同盟は、4月15日の第4回中央港湾団交の結果、長期休憩としていた第4回(続開)中央港湾団交を開催した。団交は、日港協側での内部検討が長引く一方、組合側は待機となったが、その間に折衝も行うなどして、交渉を続けた。
団交は16:00に再開され、日港協として(仮)協定と覚書(案)が提示された。組合側は、4月21日に開催した合同中央闘争委員会での状況分析、折衝の中で協定案に盛り込まれている内容を再確認し、16:30に合意を確認した(「仮協定と覚書)は別添参照)。